シワヨセのイタチ。

恐怖のラーメン。

<警告> 今日はラーメンを食べた、またはこれから食べるという人は読まない方がいいです。





いつだったのかもう憶えていない、ある夏の日曜日。

昼食にラーメンを作った私はテレビを見ながら黙々と食べていた。
いつもと変わらない味をいつもと変わらず麺から先に食べる。

いつもと違っていたのは麺を4分の3ほど食べた頃だった。


麺の間から見えたあるものに、私は椅子から飛び上がらんばかりに仰天した。

そして頭の中のもう1人の自分が嘆き、叫び、頭をかかえてうずくまる。




こんな事が、こんな事があっていいのか?




目の前にあるものが信じられなかった、信じたくなかった。同時に自分の行いを激しく後悔する。


悪い夢なら醒めてほしい。醒めないなら、せめて時間が戻ってくれれば・・・。




だけどこれは現実。夢じゃないしやり直す事もできない、認めたくないが事実。




残酷な仕打ちに身を打ち震わせながら、私は箸を置いた。





麺の間から出てきた私を恐怖に陥れたもの、それは・・・






































一匹の、ハエ。



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